「仕事や家事をしているだけで、気づけば一日が終わっている」「本当はやりたいことがあるのに、なかなか時間をつくれない」と感じていませんか?
私たちに与えられている時間は、誰でも1日24時間です。しかし、日々の行動を振り返ってみると、目的もなくスマホを見たり、必要以上に悩んだりと、知らないうちに時間を使っていることがあります。
時間を増やすために必要なのは、睡眠を削ることではありません。日常に隠れているムダを見つけ、自分にとって大切なことへ時間を使い直すことです。
この記事では、今日から実践できる「自由時間を増やす方法」を5つ紹介します。
1日の過ごし方を見える化する
「時間がない」と感じていても、自分が何にどれくらい時間を使っているのかを正確に把握している人は、意外と少ないのではないでしょうか。
まずは一度、起床してから就寝するまでの行動を記録してみましょう。
例えば、次のように30分単位でメモします。
- 7:00 起床・身支度
- 8:00 通勤
- 9:00〜18:00 仕事
- 19:00 帰宅・夕食
- 20:00 お風呂・家事
- 21:00 スマホ・動画
- 23:30 就寝
記録してみると、「SNSを見ていたら1時間経っていた」「夕食後に何となくテレビを見続けていた」など、気づいていなかった時間の使い方が見えてきます。
大切なのは、すべての時間を効率化しようとすることではありません。自分が納得して使った時間なのか、それとも何となく過ぎてしまった時間なのかを区別することです。
まずは平日と休日をそれぞれ1日ずつ記録し、自分の時間がどこへ消えているのかを確認してみましょう。
スマホに「使われる時間」を減らす
スマホは生活に欠かせない便利な道具ですが、同時に私たちの時間を奪いやすい存在でもあります。
SNSや動画、漫画などは、一度見始めると次のコンテンツが次々と表示されます。「5分だけ」のつもりが、気づけば30分、1時間と経っていた経験がある人も多いでしょう。
しかし、スマホを完全に使わない生活は現実的ではありません。重要なのは、無意識に開く回数を減らすことです。
例えば、次のような対策があります。
- 不要な通知をオフにする
- 娯楽アプリをホーム画面から外す
- 起床後と就寝前はスマホを触らない
- トイレや浴室にスマホを持ち込まない
- SNSや動画を見る時間を決める
- スクリーンタイムで利用時間を確認する
- スマホを手の届かない場所に置く
1日のスマホ時間を30分減らすだけでも、1年間で約182時間が生まれます。これは、丸一週間以上に相当する時間です。
スマホをやめる必要はありません。「自分がスマホを使う」のか、「スマホに自分の時間を使われる」のかを意識することが大切です。

家事は頑張るのではなく仕組み化する
料理や掃除、洗濯などの家事は、毎日の生活に欠かせません。しかし、そのたびに「今日は何を作ろう」「いつ掃除をしよう」と考えていると、作業時間だけでなく、決めるための時間や労力も必要になります。
家事にかかる時間を減らすポイントは、毎日頑張ることではなく、繰り返しやすい仕組みをつくることです。
料理なら、次のような方法があります。
- 休日に数日分のおかずを作る
- ご飯をまとめて炊いて冷凍する
- 献立のパターンをいくつか決めておく
- 買い物を週1〜2回にまとめる
- 冷凍野菜やカット野菜も活用する
- 疲れた日のために簡単なメニューを用意する
掃除や洗濯についても、「汚れたらまとめて掃除する」のではなく、「土曜日の午前中に掃除する」など、実施するタイミングを固定すると迷う時間を減らせます。
すべてを手作りしたり、完璧に片づけたりする必要はありません。自分が大切にしたいことへ時間を使うために、家事の手間を減らすという考え方を持ちましょう。
睡眠時間を削らず、就寝・起床時間を固定する
時間が足りなくなると、真っ先に睡眠時間を削ろうとする人もいるかもしれません。しかし、睡眠不足になると集中力が下がり、仕事や家事に余計な時間がかかりやすくなります。
自由時間を増やすつもりで夜更かしをしても、翌日の効率が落ちてしまえば、結果的に使える時間は減ってしまいます。
そこで、予定を立てるときは仕事や家事より先に、就寝時間と起床時間を決めておきましょう。
例えば、23時に寝て7時に起きると決めたら、夜の予定は23時から逆算して考えます。
- 23:00 就寝
- 22:30 スマホを置いて就寝準備
- 22:00 入浴を終える
- 21:30 翌日の準備
- 21:00 自由時間を終了する
起床時間だけでなく、就寝時間まで固定することがポイントです。生活のリズムが整えば、朝の準備や夜の過ごし方にも一定の流れが生まれます。
時間を生み出すためには、睡眠を削るのではなく、しっかり休んで日中の密度を高めることが大切です。
気が進まない誘いを断る勇気を持つ
職場の飲み会や知人からの誘いなど、本当は行きたくないのに「断ったら嫌われるかもしれない」と考え、参加してしまうことがあります。
しかし、飲み会に参加すると、会の時間だけでなく、移動や準備、翌日の疲れまで含めて多くの時間を使います。もちろん、人間関係を深められる有意義な集まりもありますが、すべての誘いに応じる必要はありません。
誘われたときは、次のように考えてみましょう。
- 本当に会いたい人が参加するか
- 自分にとって楽しみや学びがあるか
- 参加後に「行ってよかった」と思えそうか
- 断りにくいという理由だけで参加していないか
- その時間をほかのことに使いたいと思っていないか
断るときは、長い言い訳をする必要はありません。
「お誘いありがとうございます。今回は予定があるため欠席します」
このように、感謝を伝えたうえで簡潔に断れば十分です。
そして上記の考えの末、参加すると決めた場合はとことん楽しむこと。
時間を大切にすることは、人間関係を軽視することではありません。自分が本当に大切にしたい人や予定に、限られた時間を使うための選択です。

まとめ|時間を増やすとは、使い方を選び直すこと
「時間がない」と感じたときは、睡眠を削ったり、すべての作業を急いだり効率化をする前に、普段の時間の使い方を振り返ってみましょう。
今回紹介した習慣は、次の5つです。
- 1日の過ごし方を見える化する
- スマホに使われる時間を減らす
- 家事を仕組み化する
- 就寝時間と起床時間を固定する
- 気が進まない誘いを断る
時間を増やすとは、1日を24時間以上にすることではありません。何となく使っていた時間を減らし、自分にとって大切なことに使える時間を取り戻すことです。
すべてを一度に変える必要はありません。まずは今日、自分が何に時間を使ったのかを記録するところから始めてみてはいかがでしょうか。


